西武 松坂との来季契約正式発表 1000万円減の年俸2000万円でサイン 「本拠で恩返し」誓う

[ 2020年12月22日 05:30 ]

西武の松坂
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 西武は21日、松坂大輔投手(40)と来季契約を締結したと発表。1000万円減の年俸2000万円でサインした松坂は球団を通じ「契約していただき感謝しています。来季はメットライフドームでの勝利を目標にサポートしていただいている球団、応援してくれているファンの方々に少しでも恩返しができるようにやっていきたい」と日米通算23年目への思いを示した。

 14年ぶりに古巣復帰。2年ぶりの白星を目指し、当初は3月22日の開幕3戦目(対日本ハム)に先発する予定だった。ところが新型コロナウイルス感染拡大で開幕が延期となり幻に。同月下旬にコンディショニング目的で右膝に注射を打ち、7月には首の痛みと右手のしびれ対策で頸椎(けいつい)手術も受け、1、2軍ともに登板なしに終わった。それでも渡辺久信GMは「しっかりリハビリをして体をつくってもらいます。そして来季はメットライフドームのライオンズファンの前で投げてほしい」と期待し、正式契約に至った。

 40歳となった「松坂世代」は阪神・藤川、楽天の久保と渡辺直が今季限りでユニホームを脱ぎ、ついにソフトバンク・和田と2人だけになった。その和田は8勝1敗と左肩痛から復活。同じく復活を目指す松坂は現在、家族の住む米国に戻ってリハビリに励んでいる。かねて「僕は野球が好き。投げられる場所がある限り投げ続けたい」と話している右腕が、来季こそ本拠地のマウンドに立つ。(花里 雄太)

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