菊池 故郷岩手の読書感想文コンクール表彰式で“菊池雄星特別賞”「子どもたちの可能性は無限大」

[ 2020年12月12日 18:04 ]

表彰式後にオンライン取材に応じる菊池
Photo By スポニチ

 球界きっての読書家で知られるマリナーズの菊池雄星投手(29)が12日、岩手県盛岡市で行われた「第53回岩手読書感想文コンクール」(岩手日報社など主催)の表彰式に米国からオンラインで出席し、米国から受賞者の小中高生らにメッセージを送った。今年から同コンクールとのタイアップが実現し「子どもたちの可能性は無限大。自分の好きなものを突き詰めていけば夢はかなう」と語った。

 新設の「菊池雄星特別賞」は1次審査を通過した全81作品を菊池自らが選んで選出。「同じ作品を2回3回読み直して、最後は3つ2つを“どっちかな?”と悩んで。楽しく読ましてもらいました」。受賞した5人にはサイン入りユニホームが贈られた。そのほか、学校の取り組みを称える「菊池文庫賞」の表彰も行われた。

 年に200冊ほど読むという菊池にとって読書は「気分転換」だという。「そもそも野球に生かそうと思って読んでいない。趣味の中の一つという位置づけ。結果としてどこかで野球につながることがあればいいかなという感じで楽に読んでいる感じです」と語った。

 メジャー2年目の今季は2勝4敗、防御率5・17。現在、米アリゾナ州で自主トレを積む菊池は「まだまだ野球も下手くそですし、これから成長しないといけない。もっともっといっぱい本を読んで勉強して、人ととしてもそうですけど、野球選手としても結果を残せるようにと思いながら日々やっています」と力を込めた。

続きを表示

2020年12月12日のニュース