阪神・青柳 “晴柳”で甲子園完投勝利に意欲 選手会副会長の自覚十分

[ 2020年12月12日 05:30 ]

読売テレビ「す・またん!」に出演した青柳(球団提供)
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 阪神・青柳晃洋投手(27)が11日、大阪・読売テレビの情報番組「朝生ワイド す・またん!」に生出演し、今季までの5年間で経験のない本拠地・甲子園球場での“9回完投勝利”に意欲を燃やした。

 「長いイニング投げるって意味ではどこの球場でも最後まで投げるってのはしたい」

 2年連続で規定投球回に到達した一方、最長は7回。「西(勇)さんと秋山さん見てたら完投、完封がある」。1イニングでも長くマウンドで腕を振ることを白星量産への近道だと痛感し、目標の13勝へ気合はみなぎった。

 番組内では登板時に雨が多く“雨柳”タオルが販売されたことも話題。逆に白星が伸びなかったシーズン後半は降雨が少なかったと指摘され、「降った方が勝てるんだなと今年は分かりました」と笑った。7月10日のDeNA戦では降雨コールドのため5回で“完投勝利”。これが唯一の完投だっただけに理想は“晴柳”として雨に邪魔されず最後まで投げ切る姿だ。

 「コンスタントにテンポ良く投げられたら(完投の)確率は上がると思います」

 27歳の誕生日を迎え、近本直々の指名で選手会副会長への就任も決定した。「チカに頼まれてピッチャーの中でっていうので僕を選んでくれた。年齢関係なく、立場関係なくサポートできるところはしたい。選手の意見だったり、チカ(近本)の意見だったり、周りに浸透させていければ」。中核を担う自覚は十分。結果と姿勢でけん引したい。(遠藤 礼)

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2020年12月12日のニュース