DeNA3位の松本に指名あいさつ 今永に弟子入り志願「興奮する」

[ 2020年11月4日 15:49 ]

指名あいさつを受けたDeNA3位指名の松本(中央)と稲嶺スカウト(左)、吉田顧問兼球団代表補佐(撮影・柳内 遼平)
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 DeNAからドラフト3位指名を受けた横浜高校の松本隆之介投手(18)が4日、神奈川県横浜市内の同校で吉田孝司顧問兼球団代表補佐らから指名あいさつを受けた。

 神奈川県出身でベイスターズファンの松本にとって相思相愛の指名だった。あいさつを受け「指名していただいた実感がわいた。憧れの球団なのでうれしい」と笑顔がこぼれた。地元の知人から約300の祝福するLINE(ライン)メッセージが届き、「まだ全部に返信できていません」と反響の大きさを話した。

 松本は1メートル88の長身に長いリーチを生かして繰り出す最速152キロの速球が魅力の左腕。名瀬中時代は同じ左腕である今永のユニホームを着て横浜スタジアムに通ったハマファン。入団後は憧れの今永に弟子入りする考えだ。「凄いキレの真っすぐを投げるコツや練習方法を聞いてみたい。生で話したら興奮すると思う」と目を輝かせた。

 吉田孝司顧問兼球団代表補佐は「地元の選手が取れて良かった。真っすぐが素晴らしく、一番の強み。2、3年後にローテーションに入って10勝以上勝てるスケールの大きい投手になってほしい」と期待を込めた。

 今夏の独自大会では3試合で計9イニングを投げ自責1。先発した準々決勝・三浦学苑戦では5回1失点で、巨人から育成4位指名を受けた右腕の木下幹也にバトンを渡したが、まさかの逆転負けで最後の夏を終えた。「高校では結果を残せず終わってしまった。プロでは名を残す投手になりたい」。左腕王国に加わった新星が活躍を誓った。

 ◆松本 隆之介(まつもと・りゅうのすけ)2002年(平14)7月31日生まれ、神奈川県横浜市出身の18歳。小1から野球を始め外野手。名瀬中では戸塚シニアでプレーし3年夏に全国大会出場。横浜では1年春からベンチ入りし2年春に甲子園出場。2年時に高校日本代表1次候補入り。1メートル88、84キロ。左投げ左打ち。

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2020年11月4日のニュース