広島・遠藤 プロ初完封意識?「…しちゃいました」と苦笑も巨人戦2度目の完投勝利

[ 2020年11月4日 21:34 ]

セ・リーグ   広島5―1巨人 ( 2020年11月4日    マツダ )

<広・巨>1失点完投勝利を挙げた遠藤はヒーローインタビューを終え声援に応える (撮影・奥 調)
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 広島の3年目右腕・遠藤淳志投手(21)が巨人戦(マツダ)で9回7奪三振の4安打1失点と好投し、今季5勝目(6敗)をマーク。プロ初の無四球でプロ初の2失点完投勝利を飾った8月2日の巨人戦(東京D)以来2度目となる完投勝利も巨人戦でマークした。

 8回までに110球を投げ、3安打無失点。プロ初の完封勝利がかかった9回は先頭の代打・ウィーラーに左中間二塁打を打たれ、1死三塁から岡本の二ゴロの間に1点を失って完封が消滅したため「最後の1点は詰めの甘さかなと思います」と悔しがったが「ボールを低めに集められたので、打ち取れたかなと思います」と9回125球を振り返った。

 4回以降2安打だったことについては「ゾーンで勝負することを忘れずに投げれたので、それが良かったかなと思います」と遠藤。9回のマウンドにあがる際、プロ初完封は意識したのかと聞かれると「…しちゃいました」と苦笑いを浮かべたが、それでもプロ2度の完投がいずれも巨人戦ということについては「優勝しているチームから完投2回もできて…うれしいです、はい」とはにかんだ。

 5勝目については「まだまだかなと思うんですけど、とにかく毎試合必死で投げて、ひとつずつ経験して自分のものにしていければいいかなって思います」と自己評価。開幕から1年間ローテーション投手として回った初めてのシーズンを「苦しいシーズンだったんですけど、最後はいい形で終わろうっていうふうに。絶対負けたくないっていう思いでマウンドに上がりました」と振り返っていた。
 

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