西武・高橋朋 引退後はライオンズアカデミーコーチに就任 「経験したキャリアを教えていきたい」

[ 2020年11月4日 22:03 ]

パ・リーグ   西武10-3日本ハム ( 2020年11月4日    メットライフD )

<西・日>引退セレモニーでファンの歓声に応える高橋朋(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 今季限りで現役を引退する西武の高橋朋己投手(31)が4日、今季本拠地最終戦だった日本ハム戦(メットライフD)後のホーム最終戦セレモニーに登場し、選手やファンに感謝と別れを告げた。また、引退後は2021年1月より、ライオンズアカデミーのコーチに就任することを発表した。

 高橋朋は「お久しぶりです」と第一声。そして「8年間というプロ野球選手としては短い野球人生でしたが、凄く濃く、幸せな野球人生を送れたので悔いなく引退を決意しました。また、このような場所を設けていただいた球団関係者、スタッフの方、ありがとうございます」と感謝した。

 「8年間ですけど本当に恵まれたと思う。尊敬できる先輩、仲のいい後輩、そして何より、短い期間でしたけど3軍選手としてリハビリを乗り越えられたのは3軍のクソ生意気な後輩たちのおかげで楽しく野球ができることができました。本当にありがとうございます。また同期、同級生、本当に楽しかったです。色々ありますけど長くなるので、ありがとうを何重の意味も込めて言います。本当にありがとうございました」と何度も感謝の言葉を伝えた。

 ファンには「復帰できなかったですけど、会うたびに声を掛けていただいたり、待っていてくれたり、本当にありがとうございます。そして本当に申し訳ございませんでした。8年間本当にありがとうございました」と感謝と謝罪の言葉も。

 そして最後に「引退して来年からアカデミーのコーチになることになりました」と引退後も西武の球団に残ることを明かした。「球団に残して頂けるということを感謝して、これまで自分が経験したケガやキャリアを子供たちに教えていけたらと思います。ぜひライオンズアカデミーにお越しください」と締めくくった。

 ◆高橋 朋己(たかはし・ともみ)1988年(昭63)11月16日生まれ、静岡県出身の31歳。加藤学園―岐阜聖徳学園大―西濃運輸を経て、12年ドラフト4位で西武入団。14年途中から抑えを任され29セーブ。15年にはプロ野球新記録となる開幕から4戦連続セーブを挙げるなど22セーブをマーク。16年7月に左肘の手術を受け、17年9月に1軍復帰したが、左肩関節痛の影響で18年オフに育成契約となった。1メートル74、85キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2020年11月4日のニュース