26日ドラフトで注目!独協大・並木は“サニ・ブラウンに勝った男”に勝った男

[ 2020年10月15日 09:00 ]

独協大のドラフト候補・並木
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 今年もこの季節がやってきた。ドラフト会議まで2週間を切った。高校、大学、社会人それぞれ多くの有力選手がいるが、個人的に注目しているのが独協大の並木秀尊外野手。身体能力が高く、驚異的な快足の持ち主だ。

 昨冬の大学日本代表選考合宿では、50メートル走で手動計測ながら5秒32をマーク。「サニ・ブラウンに勝った男」こと中大・五十幡亮汰外野手の5秒42を上回った。独協大入学から公式戦通算23盗塁で、なんと成功率は10割。首都大学野球リーグ2部での試合はドラフト前に残り2戦。「“サニ・ブラウンに勝った男”に勝った男」は「足が持ち味なので、そこをアピールできるようにしていきたい」とさらなる上積みをもくろむ。

 プロ志望届の提出は12日に締め切られ、高校生216人、大学生158人の計374人が公示された。高校、大学ともに史上最多となったのは、新型コロナウイルスの影響もある。卒業後の選択肢の一つとなる社会人で休部や採用を絞るチームが出ていることや、高校生では志望届提出が参加条件の合同練習会が実施されたことなどが提出者増につながったとみられる。

 目に見えない敵に世界中が翻弄(ほんろう)された1年だった。センバツも夏の甲子園大会も中止。これまでの全てをかけて目指してきた球児たちの夢が突然、奪われた。大学の春季リーグ戦もほとんどが中止となった。当初、希望していた進路を変更せざるを得なかった選手もいただろう。それでも知恵を絞り、各都道府県が独自に代替大会を実施。甲子園交流試合や合同練習会などが行われた。

 未曾有の苦難を乗り越えた20年ドラフト組は、きっと歴史に残る世代になる。ドラフト会議を前に、並木は「緊張感もありますが、この学年で野球ができる期間も残り少ないので、もっと楽しんでやろうと思えています。やるべきことをやれば自然と結果はついてくると思う」と力強く語った。指名されれば、独協大初のプロ野球選手が誕生する。今年にしか生まれないドラマがある。運命のドラフト会議は26日だ。(記者コラム・岡村 幸治)

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