14年目で初の満塁弾生んだソフトバンク・長谷川の信念「自分たちのやるべきことやった先に優勝」

[ 2020年10月15日 21:57 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9―4オリックス ( 2020年10月15日    京セラD )

<オ・ソ>ヒーローインタビューでスタンドに手を振る長谷川(撮影・後藤 正志)
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 14年目のソフトバンク・長谷川が積み上げた本塁打は73本目。今季1号は初の代打弾で、初の満塁弾だった。その一発にはベテランらしい信念があった。

 「自分の打ちたい球だけをひたすら待った。犠牲フライでもいい場面。バットに当てようと思っていたので良かった」

 6回に1点を勝ち越して、なお1死満塁の場面。オリックスが田嶋から比嘉へスイッチしたところで、バレンティンの代打で起用された。初球の真ん中へのスライダーは見逃し。2球目のボールの後に3球目のシンカーに空振りした。それでもまた、シンカーを待っていた。1ボール2ストライクと追い込まれた4球目。内角低めの球をうまく拾った打球は右翼席へ消えた。「僕自身も(満塁弾を)打っていないと知っていたのでうれしい」と笑った。

 8月に新型コロナウイルスに感染し、約1カ月の自宅待機期間があったが、頼れるベテランの一振りがチームを勢いづけた。

 思えば6回の勝ち越し劇も無死一、二塁の場面で5番・松田宣の代打に起用された川瀬が送りバントを決め、続く中村晃が右前打したもの。先発メンバーに途中出場の選手がかみ合っての5連勝に、長谷川は「しっかり(結果を)出せるように練習をやっている証拠」と言った。

 チームは貯金を18まで積み上げた。2位のロッテが楽天に敗れたため、ゲーム差は4に広がった。ソフトバンクが16日からの楽天戦に3連勝、2位のロッテが16日からの日本ハム戦で3連敗すると、18日にマジック10が点灯する。

 「まずは自分たちのやるべきことをやる。その先に勝利、その先に優勝がある」。長谷川の言葉をナイン全員が体現する。3年連続日本一のチームの底力がそこにある。

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