NTT東日本・佐々木 貫禄の最速148キロ、救援で1回無失点 広島スカウト「左腕では上位のレベル」

[ 2020年9月25日 05:30 ]

都市対抗野球 東京2次予選   NTT東日本10ー0JPアセット証券 ( 2020年9月24日    大田 )

<NTT東日本・JPアセット証券>救援で1回を無失点に封じた佐々木(撮影・柳内 遼平)
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 最速152キロを誇る今秋ドラフト上位候補のNTT東日本・佐々木健投手(24)がJPアセット証券との第1代表決定トーナメント1回戦で8回に救援し、1イニングを無安打1四球無失点で8回コールド発進に貢献した。

 同じ左腕の中日・大野雄の直球で押す投球スタイルを理想とする。1カ月前だった。かつて中日、巨人でプレーした井端臨時コーチから金言を授かった。150キロを超える直球を持ちながら変化球でかわそうとする姿勢に「大野の投球を見たらいい。自分の武器で勝負しよう」と言われた。大野雄の投球動画を何度も見て気づいた。

 「直球で勝負にいくからこそ、他の球種が生きてくる。自分は最大の武器を生かせていなかった」。10球団のスカウトが視察する中、最速148キロの直球で押した。18球中12球を投じ、安打を許さなかった。広島・尾形佳紀スカウトは「直球が魅力的。左投手では上位のレベル。公式戦で結果を出せれば上位指名もある」。来月26日のドラフト会議まで約1カ月。直球を磨き、己の進路を切り開く。 (柳内 遼平)

 ◆佐々木 健(ささき・たける)1996年(平8)5月13日生まれ、青森県出身の24歳。小5から野球を始め、木造中時代は軟式野球部に所属。木造高では甲子園経験なし。富士大では1年秋からベンチ入りし、通算9勝(3敗)。昨年は7月の都市対抗、10月の日本選手権で登板した。1メートル79、86キロ。左投げ左打ち。

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