日本ハム・中田が連敗脱出犠飛 初回には先制打も 「凄くいい勝ち方ができた」

[ 2020年7月16日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム6―4ロッテ ( 2020年7月15日    札幌D )

<日・ロ>8回1死満塁、勝ち越しの右犠飛を放った中田(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの中田翔内野手(31)が15日、ロッテ戦の8回に決勝の右犠飛を打ち上げてチームを6―4の勝利に導き、今季ワーストだった連敗を4で止める働きを見せた。初回にも先制の2点適時打を放つなど計3打点の活躍で、今季21打点はパ・リーグ2位。主砲の活躍で、チームもオリックスと並んで5位に浮上した。

 19年開幕戦の再現だ。8回1死二、三塁から前を打つ3番・近藤が申告敬遠で歩かされた。しかし、1年の時を経て中田の頭の中は冷静に状況を整理できていた。

 「敬遠で来ると思っていた。前みたいにイライラすることなく打席に立てた」

 19年のオリックスとの開幕戦では3―3の延長10回1死三塁から前の打者が2人も敬遠されてサヨナラ満塁弾を放ったが「なめてんのかなと思った」と感情が高ぶった。しかし、この日は「コンちゃん勝負より、併殺を取れる状況をつくった方がいい」と想定内。カウント3―1からの外角直球を右翼へ軽々と犠飛を打ち上げた。

 この日が今季、札幌ドームの有観客試合の2試合目。新型コロナウイルスの感染がなかなか治まらない中でも2659人のファンが駆け付け、拍手で選手を鼓舞した。「一打席一打席拍手を送ってもらえる幸せを凄く感じている」。チームが低迷する中でも応援に来てくれるファンに勝利を届け「今日の勝ちは特別なものがある。凄くいい勝ち方ができたので、これで何かが変わってくれればと思う」と今後の巻き返しを誓った。

 開幕前は日本ハムを下位に予想する評論家が多かった。開幕後もチーム打率が12球団最下位に低迷。周囲の声は当然中田の耳にも入っており、看板打者としての責任を感じていた。「見ておけよ、という感じ。(低評価を)見返すためにも頑張らなきゃいけない」。これで今季8勝中4試合が中田の勝利打点だ。初回の先制2点打を含めて計3打点を加え、打点は堂々のリーグ2位だ。

 これまでのモヤモヤを吹き飛ばす価値ある1勝。これを無駄にしないためにも、まだまだ白星を積み重ねていく。
(東尾 洋樹)

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