日本ハムの低迷なぜ?辻発彦氏が分析 5位の苦戦の原因は…先発陣QS少ない!

[ 2026年5月8日 06:00 ]

35試合終えて借金3の新庄日本ハム
Photo By スポニチ

 ソフトバンクとともにパ・リーグ優勝候補の2強と期待されていた日本ハムが苦しんでいる。35試合を終えて借金3の5位。苦戦の要因と浮上へのカギは?本紙評論家の辻発彦氏(67)が、苦戦の要因と今後について分析した。

 あれだけ本塁打を打っても5位という順位にいる要因の一つは、間違いなく投手陣。昨年リーグ2位だったチーム防御率は、今季リーグ最下位の3.76にとどまっている。

 伊藤、北山に加え、昨年8勝、防御率2.09をマークして今季はどれだけ勝つんだと大きく期待された達、さらに伊藤と最多勝を分け合った有原が加わった。山崎を中継ぎに配置転換するほどで「さあ、ピッチングスタッフがそろった」というスタートだったはずだ。だが、期待の先発陣はここまでクオリティースタート(QS=6回以上自責点3以下)率が48.6%止まり。昨年の60.1%と比べると物足りない。勝ちパターンの継投につなぐまでに崩れ、逆転負けは早くも昨年の25の半数を超える13度となっている。

 故障者も出ているWBCの影響は大きいのかもしれない。伊藤、北山はなかなか状態が上がらず、苦しんでいた。そこにリーグ最多の失策も絡み、痛いところでの失点が目立っている。新庄監督も、集大成として1点を大事に競り勝っていく野球をしようと思っていただろうが、ここまでは結果的に大味な試合が多くなってしまっている。

 ただ、悲観することはない。ゴールデンウイークに入り、伊藤が4月30日の西武戦で7回2失点、6日の楽天戦で7回1失点と状態は上がってきたし、北山も3日のオリックス戦で完封勝利を挙げるなど、本来の姿を取り戻しつつある。昨年、優勝を争ったソフトバンクもモタモタしている状況でまだ、慌てる時期じゃない。先発投手が本来の力を発揮すれば十分、優勝を狙えるチーム。26日から始まる交流戦が夏場と秋の戦いへの、一つのキーポイントになるとみている。

続きを表示

「日本ハム」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年5月8日のニュース