ブルージェイズ・山口“どすこいスプリット”で主力斬り!25日初登板へ手応え

[ 2020年2月22日 05:30 ]

ウォーカー投手コーチ(奥)が見守る中、フリー打撃に登板したブルージェイズ・山口
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 ブルージェイズの山口俊投手(32)は20日(日本時間21日)、初めて打者相手のフリー打撃に登板した。主力を含む延べ7人に35球を投げ、安打性の当たりはわずか1本に封じた。空振りは6つで、うち2つは決め球のスプリットで奪った。地元メディアには「どすこいスプリット」と自ら紹介。オープン戦初登板となる24日(日本時間25日)のブレーブス戦へ、また一つ手応えを深めた。

 締めの35球目を迎え、山口はカットボールのサインに首を振り、決め球を選択した。「イメージは1ボール2ストライク。普段ならスプリットで勝負に行くので」。狙い通り落とし、グリチェクのバットは空を切った。昨季31本塁打の右打者は「直球に見えたのが、ボールになるぐらい落ちた」と舌を巻いた。

 打者延べ7人に5球ずつ、計35球を投げ、安打性はわずか1本。「空振りも取れたし、自分の意図する場面で使えそうかな」と特に手応えを深めたのが2つの空振りを奪ったスプリットだった。地元トロントの記者は宝刀を抜いた山口に突撃。「父が相撲取りだったので。日本では“どすこいスプリット”と呼ばれていました」とユーモラスに紹介した。

 鋭い縦への変化は、過去に成功してきた日本投手の先輩たちも武器としてきた。この日は新たに取り組むカットボールも「どすこい」と力を入れて投げた。「右打者に意外と外のカットボールは有効なのかな」と新たな発見もあった。殿堂入りの父を持つ20歳のゲレロには左中間フェンス直撃の一打を浴びたが「スライダーの投げミス。しっかり対応するし、このレベルの打者と対戦しないといけないと確認できた」と前向きに捉えていた。

 「味方だったので、インコースはちょっと…」とこの日は外角中心の投球でもあったが、実戦デビューとなる24日(同25日)のブレーブス戦で内外角の横幅も生かせれば、宝刀の切れ味はさらに凄みを増していく。(ダンイーデン・奥田秀樹通信員)

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