日本ハム・バーヘイゲン 米国時代の知人・西武ニールから情報収集「抑える自信ある」

[ 2020年2月1日 05:30 ]

新入団会見でフォトセッションでバーヘイゲン(右)とポーズを取る栗山監督(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(29)が31日、キャンプ地の沖縄・名護でクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(28)とともに入団会見を行った。米国時代からの知人、西武のザック・ニール投手(31)から日本打者の特徴などの情報は収集済み。昨季西武の外国人選手記録の11連勝を飾ってリーグ優勝に貢献したニールのごとく、先発陣の一角として4年ぶり日本一への力になる。

 会見冒頭の自己紹介。郷に入れば郷に従え、とばかりにバーヘイゲンが覚えたての日本語を披露した。「ドリュー・バーヘイゲンです。ヨロシク!」。たどたどしくも新天地でやっていく覚悟が表れていた。そして愛称については「バーギーと呼んで」と笑った。

 会見に同席した栗山監督が「喉から手が出るほど欲しかった」と明かした期待の先発候補だ。本人もその自覚は十分で「投げれば長いイニングを稼いでくれると思わせたい」と力を込めた。

 日本で活躍するべく、知り合いの西武・ニールから情報を入手。そこから自分で研究し「日本の選手は塁に出れば積極的に走ってくる」「打者は足を上げてタイミングを取る」などの傾向を把握した。1メートル98の長身から投げ込む最速158キロの直球にツーシーム、カーブを武器とするメジャー通算10勝右腕は「抑える自信はある」と自信たっぷりに話した。

 初来日だが、早くも日本がお気に入りだ。来日後はマグロやイカの刺し身、和牛を堪能。「日本は美しい国で、食べ物がとてつもなくおいしくて、この上ない幸せだった」と満面の笑みで話した。北海道のファンにも「新しい家となる北海道に早く行くことを楽しみにしている」と話した。

 キャンプ初のブルペン投球はあす2日か3日になる見込み。まだ時差ぼけもあるため、状態を見ながら調整のペースを上げる考えだ。「優勝を強く目指すチーム。ポストシーズンで重要な役割を与えてもらうために、先発としてしっかりと活躍していきたい」。ポストシーズンにめっぽう強い男の称号「ミスター・オクトーバー」襲名を目指し、日本で実績を積み重ねていく。(東尾 洋樹)

 ▼ドリュー・バーヘイゲン 1990年10月22日生まれ、米テキサス州ロイズシティー出身の29歳。ヴァンダービルト大学から12年ドラフト4巡目でタイガースに入団。14年7月にメジャーデビュー。主に中継ぎでメジャー通算127試合に投げ、10勝10敗、防御率5・11。1メートル98、104キロ。右投げ右打ち。

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