オリ吉田正 来季は新バット!侍で誠也からバット選びのヒント「勉強になった」

[ 2019年11月24日 05:30 ]

愛知県のバット工場を訪れ、来季用の新バットを手にするオリックスの吉田正(アンダーアーマー社提供)
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 オリックスの吉田正尚外野手(26)が新バットづくりに着手した。22日に契約するアンダーアーマー社の愛知県内のバット工場を訪れて、担当者にリクエスト。素材や重さ、形などは不変だが、バット先端のくりぬき部分を深くすることで、重さは同じでも材質に変化が出るという見込みで「細かいところですが、材質が硬くしまる感じです」と変化を説明した。

 新相棒誕生の裏には実は「誠也」がいた。侍ジャパンで「マサさん」「誠也」と呼び合った鈴木誠也とは用具メーカーは違うが、工場が同じという縁があり、「いろいろと聞いて、勉強になった」とバット選びのヒントを得たという。鈴木はプレミア12に出場中も、吉田正からバットを拝借して練習。大舞台の前でも大胆にバットを試す姿に、吉田正は「発想がすごいですよね。常に良いものをという考えがある。勇気のいること」と称賛しつつ、刺激を受けた。自らも最良の用具に出会う意識を高めたようだ。

 今季は首位打者、最高出塁率、最多安打のタイトルを最後まで争ったが、全て2位。あと一歩のところで初戴冠を逃した。プレミア12が終了して間もないが、この日は所用の合間を縫って、大阪市舞洲の球団施設でウエートトレーニングなどで汗を流した。来季へ向けた巻き返しは、もう始まっている。

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2019年11月24日のニュース