阪神・糸原 来季も主将 矢野監督から指名受け闘志 V奪回へ「チームを引っ張っていく」

[ 2019年11月24日 05:30 ]

ファンに手をふる糸原(中央)ら阪神ナイン撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神の糸原健斗内野手(27)が23日、矢野監督から来季も主将に指名されたことを明かした。ファン感謝デーの前に伝えられ、V奪回へ、並々ならぬ闘志を口にした。

 「CSに行けて良い経験ができましたけど、3位は3位。優勝したい思いが一層強くなりましたし、来年も主将を任せていただくので、プレーでも声でも、チームを引っ張っていきたいと思います」

 全試合出場という実績とガッツあふれるプレースタイルが評価され、3年目の今季から「C」マークを付けた。チームはCSへ進み、ファイナルステージにも進出。自身は2年連続全試合出場するなど主力として機能した。しかし、満足できるかと言われればそうではない。優勝した巨人に6ゲーム差を付けられ、自身はソラーテの加入時期に出場機会が減少し、先発出場試合数が139から128に減った。継続して主将の重責を担う来季は、さらなる躍進を見据える。

 「2年連続でシーズンを戦えたのは自信にしたい。でもやっぱり、フルで出られるようにやっていきたい」

 ファン感謝デーの「虎トーク」では開星(島根)時代の映像に照れ笑いして観客を湧かせると、閉幕のあいさつで「来年はリーグ優勝、日本一に向けて頑張っていきたいと思います!」と4万2000人の虎党に誓った。右大腿部後方の筋挫傷で秋季キャンプは不参加も鳴尾浜球場での残留練習ではフルメニューをこなせるまで回復している。酸いも甘いも経験し、迎えるプロ4年目。再び猛虎の先頭に立ち、15年ぶりリーグ制覇へ先導する。(巻木 周平)

続きを表示

野球の2019年11月24日のニュース