楽天・今江 涙のスピーチ後に長男とサプライズ対決「ちゃんと投げられるようになったんやな」

[ 2019年11月24日 18:52 ]

息子の陸斗くんからメッセージをもらい涙を見せる今江(撮影・西尾 大助)
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 今季限りで現役を引退した楽天・今江が、長男との「親子対決」に挑んだ。24日のファン感謝祭(楽天生命パーク)の中で行われた引退セレモニー。涙ながらにスピーチを終えると、中学2年生の長男・陸斗君から「お父さん、18年間お疲れさまでした。現役最後に1打席勝負をしてください」と予期せぬ挑戦状が。事前に何も聞かされていなかった今江は「やらないわけにいかないでしょ」と応じ、球団のファン感謝祭史上最多となる2万1990人の前で「今江VS今江」の親子対決が実現した。

 陸人君が投じた1球目の内角高めの直球に体をのけ反らせ、今江は2球目の直球をスイング。中堅への飛球はスタンドまで届かず、「中飛」に打ち取った息子に軍配が上がった。「まったくのサプライズ。何をするのかと思っていたら…。ボテボテのゴロ打つわけにはいかないから、結構真剣に打ちにいったんですけど」と苦笑い。

 それでも、最後は「引退試合はなかったけど、息子が投げた球を打って野球人生を終われたのは良かった。ちゃんと投げられるようになったんやな、と思いましたね」と笑顔で振り返り、内野手として野球を続けている長男の成長に目を細めた。

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