広島・佐々岡監督 公約は36年ぶり日本一!回文キャッチフレーズでファンと共闘宣言

[ 2019年11月24日 05:30 ]

2020年のキャッチフレーズとロゴが書かれたプラカードをそれぞれ持つ会沢(中央)と大瀬良(左)(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 広島は23日、マツダスタジアムで「ファン感謝デー」を行い、佐々岡真司監督(52)は球団36年ぶりの日本一を公約に掲げた。また、来季のキャッチフレーズ「たった今 このAKAの子 舞いたった」を発表。回文となっており「ファンとの共闘」の意味が込められている。

 監督就任後初となるファンの前での所信表明にも、一体感が込められた。「ファン感謝デー」の最後に行われたセレモニー。マウンド付近で整列したナインの前で、佐々岡監督があいさつした。

 「今季は皆様の期待に応えられず悔しい1年になりましたが、来季はファンの皆様ともに戦い、V奪回、日本一を目指して頑張ります」

 3万1000人が来場した満員のコイ党の前で、球団36年ぶりの日本一を公約に掲げた。“ファンとの共闘”も誓ったあいさつに「素直な気持ちを言葉にした。毎年たくさんの方に来ていただいて、今年も満員だったと聞いた。期待の表れだと思う。そのためにも日本一を獲りたい」と振り返った。

 来季のキャッチフレーズ『たった今 このAKAの子 舞いたった』も発表された。近年恒例となったユニークなフレーズ。前後どちらからでも同じ読みとなる回文が採用され、「永続的に繰り返す回文に、これからもファンとともに戦いたい」との意味が込められた。

 新フレーズに大瀬良は「ファンの皆さんとともに優勝に向かって舞い立っていきたい」と宣言して拍手を受けた。新監督が掲げ続ける一体感は、ファンすらも巻き込んだ赤ヘル一丸であることが明確に打ち出された。(河合 洋介)

続きを表示

この記事のフォト

2019年11月24日のニュース