ソフトバンク・栗原陵矢 板についてきた新4番!一矢報いた8号が9連勝中こどもの日への“カン振ル剤“に

[ 2026年5月5日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―10西武 ( 2026年5月4日    ベルーナD )

<西・ソ(7)>6回、2ランを放ち、悠然とベースをまわる栗原(撮影・篠原岳夫)
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 ソフトバンクは4番・栗原陵矢内野手(29)が、0―10と大量リードされた6回に8号2ランを放った。これで今月は4試合3発で9打点。24打点はリーグ単独トップに立った。2024年には月間MVPを初受賞した5月に爆発中だ。

 数少ない光明は、打撃好調な選手会長だ。栗原が、2試合ぶりのアーチで完敗ムードの中、一矢を報いた。

 「ビハインドの展開でしたが、何とか一本と集中しました。しっかり自分のスイングができたと思います」

 2打席連続四球で歩き、0―10と大量リードを許した6回1死二塁、カウント1―2から左腕・菅井のスライダーを振り抜いた。打った瞬間、文句なしの大飛球は諦めずに声をからしていたホークスファンが陣取る右翼席中段へと吸い込まれる。「追い込まれていたけど打席では集中することはできた」と言葉を絞り出した。

 2日の楽天戦から座る「新4番」が板についてきた。5月に入り4試合で打率・385、3本塁打、9打点と実に頼もしい。昨年5月は打率・132、1本塁打、4打点だったが、24年には打率・373、3本塁打、16打点で初の月間MVPに輝いたのも「5月」だ。西武の本拠地といえば、かつて“ミスター・メイ”と呼ばれた秋山幸二元監督が、西武時代に同月に大暴れした球場でもある。

 「開幕のときよりは体的にはバットは振れていないけど、しっかりと振れるゾーンを強く、丁寧に振ることができている」。好調な強振に手応えはある。早くも、昨季の8本塁打に並んだ。「いや、去年は関係ない。ケガもあったし」と栗原。昨季は右脇腹痛による離脱もあり、出場は80試合だった。ただ、今季はまだ半分以下の30試合である。シーズンに換算すれば38本塁打の上々のペースだ。

 チームは3カードぶりに初戦を落とした。連勝で始まった5月だが、2連敗。嫌な流れが戻ってきつつある。首位オリックスとの差も2・5ゲームに広がり、3位西武とは1差。ただ、前を向く材料はある。5日の「こどもの日」だ。

 チームは14年以降2分けを挟んで9連勝中だ。超がつくほど縁起のいいゲームを新選手会長として見逃すはずはない。「もちろん、勝てたらいい。勝つための野球ができたらいいです」。この男は流れを変えられる力を備えている。(井上 満夫)

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