マー君 5回途中2失点 悔しさと手応え「間違いなくいい方向に進み始めている」

[ 2019年8月1日 14:40 ]

ア・リーグ   ヤンキース7―5ダイヤモンドバックス ( 2019年7月31日    ニューヨーク )

 ヤンキース・田中将大投手(30)は31日(日本時間8月1日)、悔しさを噛み締め、同時に良い感触も感じながらマウンドを降りた。

 4回までダイヤモンドドバックス打線を無失点に抑え、2-0とリードして迎えた5回。1、2番の連打で無死一、三塁のピンチを招いたところで、アーロン・ブーン監督はまだ82球だった田中に交代を告げた。

 その後、リリーフが打たれて逆転を許し、田中は4回0/3を5安打で自責点2。残念な思いもあったはずだが、「自分が招いている部分ではあると思う。自分でまた切り開いていかないとしょうがない」と責任をすべて背負いこんだ。  

 それでもチームは終盤に反撃して7-5で再逆転勝利を飾り、同時に田中がマウンドで得た収穫を小さくなかったはずだ。25日のレッドソックス戦では12安打、12失点と打ち込まれ、どちらも自己ワーストという屈辱。翌日から異例の3日連続ブルペンとルーティンを大幅に変更し、懸案のスプリットもこれまでと違う握りに取り組んだ。その成果が出たか、ダイヤモンドバックス戦ではスプリットで奪った空振りは今季最多タイの6を数え、田中も「いい手応えで投げることができていた」と言い切った。  

 この日はトレード期限。田中と投げ合ったダイヤモンドバックスのエース、グリンキーが試合中のトレードでアストロズに移籍し、ア・リーグのライバルはさらに戦力アップした。

 一方、ヤンキースは動きを見せず、現在の陣容で後半戦とプレーオフを戦い抜く可能性が高い。先発陣が不安材料といわれるヤンキースを押し上げるには、ポストシーズンに強い田中の完全復活が必須。チームの鍵を握る背番号19は、「ボール1つ1つの動きだったり、自分の手ごたえっていうものは、間違いなくいい方向に進み始めている」と今後に意欲を見せていた。(ニューヨーク・杉浦 大介 通信員)

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