【岡山】創志学園 西 涙なしの154キロ、意地の10K「3年間楽しかった」

[ 2019年7月28日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権岡山大会準決勝   創志学園0―2倉敷商 ( 2019年7月27日    倉敷マスカット )

準決勝敗退となり、涙のナインをなぐさめる創志学園・西(右)(撮影・北條 貴史)
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 涙はなかった。創志学園・西の夏は一塁走者として終わった。9回2死一塁、遊ゴロが転送された二塁で封殺され、試合終了の瞬間を迎えた。

 「3年間楽しかった。泣いて終わるよりは笑って終わりたかった」。準々決勝の完投から中1日で先発。直球の走りは抜群で、6回には計測した自己最速154キロを確認する余裕もあった。10三振を奪い、133球の完投も2連覇の夢には届かなかった。

 昨秋の中国大会・広陵戦は自分や味方のミスにいら立ち、独り相撲で自滅。センバツを逃したことでチームワークを大切にしてきた。試合後も敗戦を気遣う報道陣に「暗くならないで大丈夫ですから」と笑顔。7球団が視察し、ロッテの黒木純司スカウトは「ドラフト1位であることを証明した」と評価した。

 大船渡・佐々木らと「四天王」と称されることは重圧だった。「(奥川を含めた)右投手3人の中では一番、下手だと思っているので」。進路について「考えていない」と明言は避けたものの、プロ志望届提出は確実だ。 (石丸 泰士)

 <倉敷商>昨夏の準決勝で敗れた創志学園に、同じ2―0のスコアで雪辱した。0―0の6回1死二、三塁から、主将で捕手の岡田が決勝の左犠飛。「エースの木村を助けようという思いだった」。森光淳郎監督は、「(西は)序盤は直球が多くて面くらったが、迷わず振っていったのが良かった。これまでの選手の思いも背負って戦いたい」と7年ぶりの頂点を見据えていた。

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