星稜、準決勝進出 エース奥川、登板せずも存在感は絶大

[ 2019年6月2日 13:09 ]

春季北信越地区高校野球大会2回戦   星稜4―2東海大諏訪 ( 2019年6月2日    富山市民 )

好投する星稜先発・荻原
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 エース温存で準決勝進出を決めた。星稜(石川)は1日の1回戦で6回2安打無失点と好投した奥川恭伸投手(3年)は登板せず。先発・荻原吟哉投手(2年)から寺沢孝多投手(3年)のリレーで東海大諏訪(長野)打線を2点に抑え、接戦を制した。学校から指導禁止処分を受けている林和成監督に代わって指揮を執る山下智将部長は「甲子園で勝ち抜いて行くには奥川一人では難しい。県大会も他の投手が頑張ったし、今日もその気持ちを見せてくれた」と奮闘を称えた。

 登板はなくても、やはり奥川の存在感は絶大だ。この日一番の“仕事”は7回だった。4―0から2点を返され、なおも2死一、二塁の場面。部長から「“思い切り腕を振って投げろ”ということを自分の言葉で伝えて来い」と託され、伝令としてマウンドに向かった。「意外にみんな冷静で、テンパっている雰囲気もなかったので、その場の雰囲気に任せて、軽い感じで言いました」。言葉を受けた2番手・寺沢は四球で2死満塁としたものの1番打者を二ゴロに仕留めてピンチを脱出した。

 先発・荻原も奥川から貴重なアドバイスを受けた。攻撃中はともにキャッチボールし、4―0とリードを広げた直後の7回開始前には「とにかく走者をためずに行こう。1点OKくらいの気持ちで」と言葉をかけられ、気持ちが楽になったという。「4点あったので、無失点が一番いいけど、勝ち越されなければいいと思って投げた」。7回1死一塁から2ランを浴びたが、全力を尽くして試合をつくった。

 奥川は荻原について「かわいいですね。普段は先輩、後輩もないような感じですが、それがいいのかな…」と笑い、荻原は「技術が優れているし、自分より二つも三つも上のレベル。夏に向けてたくさんのことを吸収していきたい」という。昨年末の沖縄合宿中に教わったフォークボールは改良を重ねて「いい感じになってきています」と言う。投手陣の固い絆が、3季連続北信越大会制覇の原動力となる。

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