慶大・柳町 史上33人目100安打 お手製遊具で遊んでくれた天国のじいちゃんへ…母「見守ってくれた」

[ 2019年6月2日 05:30 ]

東京六大学春季リーグ戦   早大3―2慶大 ( 2019年6月1日    神宮 )

7回無死、通算100安打となる左前安打を放つ慶大・柳町(撮影・郡司 修)
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 慶大の柳町達内野手(4年、慶応)が7回に左前打を放ち、史上33人目となるリーグ通算100安打の快挙を達成した。

 チームは惜敗しただけに大喜びとはいかなかったものの、スタンドで見守った母・律子さんらの前で歴史に名を刻んだ。

 柳町の活躍を誰よりも楽しみにしていた人がいる。昨年12月、83歳でこの世を去った祖父の幸一さんだ。足が悪くなっても神宮まで応援に通い、孫のプレーを見るのが何よりの楽しみだったという。

 律子さんは「同居していたので、共働きの私たち夫婦に代わって孫たちの遊び相手をしてくれたんです」と振り返る。家の庭には幸一さんが材料を集めてきて手作りした鉄棒や滑り台、シーソーなど遊具がズラリ。柳町きょうだいだけでなく、近所の子どもたちも一緒になって遊んでいたそうだ。「達はケンケンパをやらせたらうまいなあ」と、アスリートの片りんを見せていた柳町の将来に期待していた。

 高齢なこともあり、弱ってはいたが元気だったという幸一さん。しかし12月に別れは突然訪れた。柳町も急きょ帰省し、葬儀に立ち会ったという。

 「活躍をすごく喜んでくれた。空から見守ってくれていると思います」と律子さん。天国の「じいちゃん」に思いを馳せた。

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