他球団が手を焼く阪神・ジョンソンの“魔球”高速カーブの源は…?

[ 2019年5月28日 08:13 ]

阪神・ジョンソン
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 開幕から約2カ月を終えたプロ野球。今季加入した外国人選手で際立った存在感を見せているのが、阪神のピアース・ジョンソン投手(28)だ。ジョンソンは開幕から16試合連続無失点をマークするなど23試合で防御率0・77。本人や自球団、対戦する他球団の証言を基に、ブレークした要因を分析する。(プロ野球取材班)

 開幕から8回を託されるジョンソンは、23試合に登板し防御率0.77、リーグ2位の16ホールドポイント。他球団が最も手を焼いている球種は130キロ台の高速カーブで、ヤクルト雄平は「スラーブの速いバージョン。ソフトバンクの武田に近いけど、もう少し速くて曲がりが小さい」と表現する。

 この球は元々、高校時代の投手コーチにスライダーとして教わったものだという。当時から握りは変わっておらず、ジョンソンは「腕の角度やフォームの変化でこんな曲がりになった。スラーブの要素が強いので、米国でもなかなか投げる投手はいないはず」と自信を口にした。

 加えて、活躍の要因には与四球率6.1を記録するシーズンもあったマイナー時代の反省がある。「(今は)ストライク先行、カウント有利で投げられていることが一番」と話した。

 巨人・坂本勇は「スライダー(高速カーブ)をケアしていても、いい直球を投げ込んでくる。タイミングを外したりすることもできる器用なピッチャー」と総合力を評価。今後も他球団は手を焼きそうだ。

 ○…ジョンソンの代名詞となっている高速カーブは、データでも威力がはっきりと示された。空振り率は両リーグトップの19.8%。2位の五十嵐(16.4%)、3位の森(14.8%)らに大きく差をつけている。使用頻度も高く、カーブの投球数177球は1位のボルシンガー(ロッテ=184球)に次いで2位となっている。

 ○…ブラッシュ、ジョンソン以外にも活躍中の新外国人選手はいる。11連勝で首位に立った広島では、中継ぎ左腕のレグナルトが登板20試合で防御率0・40の好成績。先発投手では勝ち星こそ3だが中日のロメロが7試合で防御率2・85と安定している。

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