オリックス由伸、1カ月ぶり2勝目 調子イマイチも7回1失点

[ 2019年5月10日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス2―1日本ハム ( 2019年5月9日    札幌D )

7回1失点で今季2勝目の山本(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 オリックス・山本がヒーローインタビューではにかんだ。「2点もらうと、すごく気持ちも楽になるので、これからも打ってほしいです」。援護に恵まれない日々を重ねた本音かもしれない。2点あれば十分だ。7回1失点。約1カ月ぶりの2勝目をつかんだ。

 調子は「あまり良くなかった」という。初回は好調の大田に死球。厳しく攻めた結果、制球ミスが出た。それでも崩れない。2回は渡辺に122キロ、109キロと2種類のカーブを見せる技術を駆使。しっかり腕を振るなど修正し、3回には注文通りに西川を遊ゴロ併殺に仕留めて粘った。

 2死からの連続二塁打で失点した6回も「最悪1点取られてもいい」と発想転換。中田への四球も想定内で、続く田中賢を抑えた。今季最多に並ぶ2点の援護を得ても、「守りに入ったピッチングはしたことがない」と気持ちはぶれなかった。

 負けん気の強さは真骨頂だ。オープン戦最終登板だった3月20日の中日戦。昨季の中継ぎから長いイニングへの適応を課題とされていた中、「7回に147キロとか出るとスタミナ落ちたとか言われるので最後はギア上げた」と降板した7回に150キロ超を投げ込み、外野の雑音を封じた。

 今回もチームの窮地を救った。負ければ借金9。過去に借金9から優勝した例はなく「V率0%」に転落する土俵際で耐え、連敗も4で止めた。「納得のいくボールは少なかったが、最少失点で守れたのは自分の成長につながる」。2勝目は進化の途中と言えそうだ。(鶴崎 唯史)

〇…キャプテンの福田を今季初めて先発から外すなど右打者8人を並べた打線で何とか2点を奪った。3回2死から中川が中前打後にプロ初盗塁。チーム6試合ぶりの盗塁で好機を広げた直後、大城が加藤から左翼席へ先制3号を放った。「内寄りの真っすぐをうまく振り抜けた。どうにかしたいという気持ちだった」。西村監督は「中川の盗塁も効いている。大城もずっと状態がいい」と決勝弾で8試合連続安打へ伸ばした大城を称えた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年5月10日のニュース