東邦“平成最初と最後にV”王手 森田監督「そのために来ました」

[ 2019年4月2日 16:58 ]

第91回選抜高校野球大会第10日第2試合 準決勝   東邦4―2明石商 ( 2019年4月2日    甲子園 )

7回2死一、二塁、先制の3点本塁打を放った吉納(右)とグータッチを交わす東邦・石川(撮影・北條 貴史) 
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 東邦―明石商の一戦は息詰まる投手戦が展開。6回を終え、両軍無得点という展開に東邦・森田監督は「こういうゲームでしか勝ち目ないと思ってたんで」と慌てることはなかったと。

 とうとう7回に7番・吉納が待望の先制3ランを放ち、森田監督は「実は(吉納は)3月に入ってオープン戦で3本ホームラン打ってるんですよ」と絶好調だったことを強調。期待して5番を打たせていたが、少し楽に打たそうと思って7番に下げたのが奏功。ランナーが溜まった場面で値千金の3点本塁打に「本当によく打ちました」と目を細めた。

 終盤、明石商・中森を攻略した形となったが、投球が全体的に外へ行きやすいこともあって「7、8、9回は外一本でいかせました」と方針転換したのもうまくハマった形となった。

 東邦としては89年以来30年ぶり5度目の優勝に王手をかけた。東邦が優勝すれば“平成最初の王者が平成最後の王者”になるが、森田監督は「(優勝することは)もちろんです。そのために来ました」と力強く語った。



▼先制の3ランを打った東邦高校・吉納 リラックスして、自分の持ち味のフルスイングをできた。練習でも打てなかったんですけど、これまであきらめずに振ってきた自信があるので。今日こういう結果が出てうれしいです。

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2019年4月2日のニュース