ソフトバンク・今宮健太 不屈の15年連続本塁打「思い切っていこうと」左肩甲骨亀裂骨折の痛み耐え会心弾

[ 2026年4月22日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―6西武 ( 2026年4月21日    ベルーナD )

<西・ソ(4)>2回、2ランを放つ今宮(撮影・松永 柊斗)
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 ソフトバンクの今宮健太内野手(34)は21日、西武戦の2回に今季1号2ランを放った。西武・隅田の直球を捉えて左翼席へ運び、15年連続の本塁打となった。11日の日本ハム戦で左肩甲骨に死球を受けて亀裂骨折したが、ベテランが痛みをこらえながら奮闘している。しかし、初回に大量6失点したことが響き、チームは2連敗。上位争いするオリックス、楽天も敗れ、首位タイはキープした。 

力強い一撃がワンサイドゲームになりそうな重苦しいムードを振り払った。2回1死一塁、今宮が西武・隅田の初球149キロ直球を完璧に仕留めた。

 「与えられたところで存在感を出していくしかないので。思い切っていこうと思っていました。結果的にうまく体が回転し、たまたま角度がついてホームランといい形になりました」

 打球は左翼席ぎりぎりに飛び込む1号2ラン。初回に6点のビハインドを背負った一戦で、すぐさま反撃ののろしを上げた。近藤のタイムリーも飛び出すなど、4点を返す攻撃につながった。

 11日の日本ハム戦(エスコン)で6回の第3打席に左肩甲骨に死球を受け、翌12日に亀裂骨折と判明した。それでも戦いの場から離れる気はなかった。「ここで手放すわけにはいかない。やるしかない身」。医師からプレー可能との見解を得た上で、小久保監督にも「痛みがなければやりたい」と伝えた。

 今季はNPB史上初となる14年連続の開幕ショートの座を実力でつかんだ。プロ17年目で初めて二塁の守備にも就き、遊撃でのスタメン出場数は野村と並ぶ8試合。まだまだ定位置で輝いていくつもりだ。15年連続本塁打となるプロ通算101本目のアーチにはベテランの意地も詰まっていた。

 状態は万全ではないはずだが「その件に関しては本当に問題ない。問題なくやれているので」と泣き言は一切ない。3回以降は反撃できずにチームは敗れるも、小久保監督は「あの2ランで試合の流れを引き戻すきっかけにはなった。試合に出る限りは言い訳をしない選手ですからね」と頼もしい姿を称えた。

 責任感が強い背番号6は「その後の打席がいまひとつだったので何とかしたかったです」と無安打に終わった3回以降の3打席を悔しがった。ケガを負っていてもグラウンドに立てば最善を尽くす。今年も攻守で欠かせない存在だ。 (木下 大一)

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