阪神・藤原オーナー19年の漢字は「拓」 選手へ「自分の手で道を切り開け」

[ 2018年12月29日 05:30 ]

 阪神・藤原崇起オーナー(66)は28日、大阪・野田の電鉄本社で仕事納めを迎え、2019年の漢字を問われると「一番好きな漢字」と話す『拓』を迷わず選択。二つの意味が込められているとし、自ら解説を加えた。

 <1>『石を拾い集める』――。「たくさんの人が集まって、お客さまに見ていただく。選手たちも集まってきて、みんなが一緒になって仕事をする」

 <2>『石を取り除いて新しいものを開拓していく』――。「選手は自分の手で道を切り開く。それをいま一生懸命やっていると思いますが、来年は是非、実を結ぶよう、実践を続けていただきたい」

 『拓』は、来季のチームスローガン『ぶち破れ!オレがヤル』にも合致する。「こういう字を選ばなくても選手は一人一人、今年の悔しさをバネに一生懸命やっていると思う。それに応えるべく、バックアップしていきたい」と言葉に力を込めた。思いを共有できるよう、全選手に年賀状も送ったという。

 矢野監督への信頼も揺るぎない。「編成が固まり、新しい外国人も決まり、いよいよ来年の本番に向かって具体的なことを考えられる。われわれも矢野監督がやりやすいよう精いっぱいバックアップしていく」。春季キャンプ前にも指揮官と会談の場を持ち、覇権奪回を全力サポートしていく。(吉仲 博幸)

続きを表示

2018年12月29日のニュース