輝星、元日始動で20キロ雪中ラン 年内練習納め「100%に近い」

[ 2018年12月29日 05:30 ]

ダッシュを行う吉田輝(撮影・木村 揚輔)
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 日本ハムからドラフト1位で指名された金足農・吉田輝星投手(17)が28日、秋田市内の同校で年内の練習を打ち上げた。雪が降り、気温が氷点下となる中で、朝早くから約2時間のランニングを行い、室内練習場ではブルペンで計34球を投げ込んだ。元日には約20キロの「雪中ラン」を計画。来年1月上旬には千葉・鎌ケ谷の合宿所に入寮する。

 ザクザク――。雪を踏みしめる音が心地良い。吉田輝は長靴を履き、ふぶく秋田の地を駆けた。「長靴が重くて、しっかり蹴らないと走れないので、雪と(ランニングの)相性ばっちりなのかな」。ドラフト会議の頃より心も体も引き締まった。残りわずかとなった雪上ランを楽しんだ。

 年内の練習を終了し、秋田を去る日も近づいた。「高校生活最後として雪を味わってから(鎌ケ谷に)行きたい」と、来年1月1日には「ニューイヤーラン」の決行を宣言した。

 元日は地元の神社で初詣し、その後は金足農OBで1年上の先輩と2人で心行くまで走り込む。約20キロを予定する。「普段走ったことのない道を探検のように走りたい」。甲子園での飛躍につながった雪を踏みしめながらのランニング。最速152キロ右腕にとって原点ともいえる練習だ。

 来月上旬の入寮へ準備も万全だ。室内練習場では甲子園でバッテリーを組んだ菊地亮を相手にブルペン投球。約1カ月ぶりとなった相棒への投げ込みは、おそらくこれで最後となる。「ずっと受けてもらっていたので、寂しいなという気持ちがある」と魂を込めた。

 サインも確認しながらカーブ、ツーシーム、スライダーを織り交ぜ、立ち投げ15球に座らせて19球。「(甲子園の時と比べて)100%に近いくらい。凄い良い感じで投げられています」。これで2018年の練習は全てやり遂げた。

 来年はプロの世界へ飛び込む。「ウエートや体づくりを中心に行っていたので、筋肉と脂肪が増えてしまった」と一時は86キロまで増えた体重も、「(1月9日からの新人合同自主トレに)体の瞬発力を合わせていきたかった」と甲子園と同じ81キロに絞り込んだ。「本当に何もかも変わった。やってきたことが報われた一年でした」。秋田の雪を堪能し、2019年は舞台を鎌ケ谷、北海道へと移す。(武田 勇美)

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