ソフトB千賀、育成出身現役トップ1・6億円 今年もメジャー挑戦直訴

[ 2018年12月29日 05:30 ]

契約更改し来季の目標に「チームの柱、日本一」と書き込む千賀(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・千賀滉大投手(25)が28日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3500万円アップの年俸1億6000万円プラス出来高払いでサインした。球団側には改めてポスティングシステムでのメジャー挑戦を直訴。球団は来年1月中にも話し合いの場を設ける構えを示した。

 夢は抑えきれない。千賀は昨年に続き契約更改交渉の場で、将来的なメジャー挑戦の思いを球団に伝えた。「先の目標が見えた方がモチベーションになる。(メジャーは)憧れで、あそこでやりたい。生意気なことを言っているのは分かるが、自分にプレッシャーをかけることもいいこと」と熱く語った。

 海外FA権の取得は早くて5年後。投手としての絶頂期で海を渡るためには、ポスティングシステムを利用するしか道はない。だが、球団は同システムでの移籍を認めておらず、今回の交渉でも「利益がない。平等性がない」との回答だった。千賀は球団の考えには理解を示しつつも「無理だと思っているが、気持ちだけでも言えたら」と、改めて話し合いの場を設けることを要望し、球団も了承した。

 今季は自身初の開幕投手を務め、3年連続2桁勝利となる13勝をマーク。一方で、右肩、右肘などの故障で離脱する苦しい1年で、防御率は3・51に終わった。「数字は何一つ満足するものはない」と納得はしていない。

 今オフには米国でダルビッシュ(カブス)と自主トレを行い、トレーニング方法などを学んだ。「ダルビッシュさんは“もう一度、投手としてトップになる”と。僕もステージは違うけど、そう言われるように。今は(日本最高の投手は)菅野さんだと思うので、千賀も少し良くなってきたな、と思われるように」と目標を掲げた。

 9年目を迎える来季は、新たな調整法を試みる。「毎年(キャンプインの)2月1日に人生一の投球をしてしまうので、うまくシーズンに持っていけるように」と、スロー調整で開幕にピークを合わせる構え。夢舞台に立つために、まずは日本でトップの投手を目指す。

 ≪球団のスタンス変わらず≫ソフトバンクでは過去にポスティング移籍の例がなく、今後もスタンスは変わらないようだ。三笠杉彦球団統括本部長は「(千賀に)ホークスで長くやってもらいたいというのが大前提」と話し、育てた選手を大切に思うからこそ容認できないという姿勢を示した。「ポスティングは球団が持っている権利だが、(選手側の)要望であるのは自由」。熱い思いには一定の理解を示し、話し合いの場を設ける。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2018年12月29日のニュース