侍J大学代表 三菱日立PSと引き分け 主将・辰己が2安打1得点

[ 2018年6月29日 18:20 ]

<侍ジャパン大学代表・三菱日立パワーシステムズ>3回に左中間二塁打を放つ辰己
Photo By スポニチ

 7月の日米大学野球(米国)、ハーレム国際大会(オランダ)に出場する侍ジャパン大学代表が29日、平塚市で直前合宿2日目を迎え、三菱日立パワーシステムズと練習試合を行い、2―2で引き分けた。2―0の10回からタイブレークで2イニングを行い、11回に2点を失った。

 ドラフト上位候補の主将・辰己涼介外野手(立命大4年)は初回に投手強襲安打を放つと、3回にはチーム唯一の長打となる左中間二塁打。2安打1得点を記録し「(二塁打は)風が強かったので外野の頭を越すのは無理だと思ったので、レフト前に打つ意識でポイントを後ろに置いた」と冷静に話した。1メートル78、68キロで三拍子そろった外野手について、ソフトバンク・宮田善久スカウトは「タイミングが遅れても、押し込んでうまく反対方向に運べる。(大学の)野手で1番でしょう」と評価した。

 生田勉監督は5番に起用した佐藤輝明(近大2年)に期待した。1メートル86、92キロで50メートル走6秒0。指揮官は「あれだけ大きくて機敏動ける選手はなかなかいない。ロングティーもほかの選手より10〜15メートルくらい飛ばす。末恐ろしい。近大(出身の)糸井(現阪神)クラスだと思う」と絶賛。この日は5打数無安打に終わった佐藤輝は「プロで活躍する選手になりたい」。あこがれの選手はメジャー通算169本塁打のブライス・ハーパー(ナショナルズ)。侍ジャパンにとって楽しみな逸材だ。

続きを表示

2018年6月29日のニュース