千賀、一足お先に“開幕投手”タマスタ筑後で初の1軍戦

[ 2018年3月9日 05:30 ]

バットを構え石川の投球を見る千賀(右は高谷)
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 育成出身で史上初めて開幕投手を務めるソフトバンク・千賀が開幕モードに突入する。今月30日のオリックスとの開幕戦(ヤフオクドーム)をにらみ、10日のロッテ戦でオープン戦初登板する。同一リーグを相手に3回60球がメドで、習得中の真横に滑る軌道のスライダーなどを試していく。

 自主トレから宮崎春季キャンプと体をいじめ抜き、疲労でフォームにズレが生じていたという。この日、福岡県筑後市のファーム施設で参加した投手練習はブルペンでバランスを確認しながら100球を投げ込んだ。

 「しっくりくるボールとこないボールの差が激しかった」

 本人が首をかしげる状態でも、3日の侍ジャパンの強化試合ではオーストラリア代表を相手に2回無失点、6つのアウト全て三振で取る快投。「結果は良かったけど、内容や球は良い感じではなかった」。満足できる仕上がりへ高めていく。

 10日のロッテ戦は16年3月の開場以来初めてタマホームスタジアム筑後で開催される1軍戦。2軍戦でも収容人員3113人の球場が満員になることも多い。熱狂的に迎えられることは間違いない。自身が下積み時代を過ごしたのは福岡市東区の雁ノ巣だが、現在のファーム拠点で“育成の星”が後輩の励みになる輝きを示す。

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2018年3月9日のニュース