大谷、カーショー「素晴らしい」最強左腕の一級品カーブに脱帽

[ 2018年3月9日 05:30 ]

オープン戦   エンゼルス2―4ドジャース ( 2018年3月7日    テンピ )

ドジャース戦の3回、カーショーの前に見逃し三振に倒れたエンゼルス・大谷
Photo By 共同

 エンゼルス・大谷が7日(日本時間8日)のオープン戦でドジャース・カーショーと初対戦した。MVP1度、サイ・ヤング賞3度獲得の最強左腕。この日を心待ちにしていた。

 「7番・DH」で出場。3回先頭で打席が回った。2ボールから2球連続で直球をファウル。最後は縦に割れるカーブに見逃し三振を喫した。外角低めいっぱいで「自信を持って見送った」というが、球審は手を上げた。

 負けても得たものは大きい。「ボール先行の場面からカウント球をきっちり投げていた。やっぱり素晴らしいなと思った。一球一球のレベルが高い」。対戦は1打席だったが、打者として攻略すべきレベルの高さを見届け投手目線でも超一流のエキスを吸収した。ナイアガラの滝に形容されるカーブの落差もしっかり見届けた。

 メジャー移籍を目指し面談を重ねた昨年12月、ド軍は会談にカーショーを同席させていた。「(大谷は)ドジャースを選ばなかったけど、幸運を祈る」。3回で降板した左腕は、そう口にした。

 4回は前西武のシュリッターに遊ゴロ併殺打に仕留められ、2打席で交代。4試合連続無安打で打率・091となり、「(投球)フォーム自体にワンテンポ遅れる印象がある」と課題を挙げた。試合前は33球の投球練習。ブルペン入りと同日の打者出場はエ軍では初だった。8日(日本時間9日)は欠場する。

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2018年3月9日のニュース