阪神メッセ、9日実戦復帰 開幕マウンドへ「何をしないといけないか分かっている」

[ 2018年3月9日 10:00 ]

気合の表情でキャッチボールを行うメッセンジャー
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 右肩の張りを訴え調整ペースを落としていた阪神・メッセンジャーが、9日の中日戦で実戦復帰を果たす。春季キャンプ終盤に発生したアクシデントで、3日に予定されていたソフトバンク戦は回避。1回無失点だった2月21日の韓国KIA戦以来となる実戦登板にも、不安を口にすることはなかった。

 「開幕までに、何をしないといけないというのは分かっている」

 シーズン開幕は、3週間後に迫る。ここから中6日の調整を続ければ、開幕投手に内定している3月30日の巨人戦。予定されている3イニングを順調に投げきることができれば、当初の予定通りに初陣を託されることになる。

 「その(開幕)ために、明日は大事」

 大きな意味を持つのは、開幕戦のためだけではない。復帰マウンドを問題なくクリアできれば、自身の開幕2戦目が中5日で4月5日のDeNA戦となる可能性が出てきた。10日の中日戦は秋山が先発予定。そのまま中6日の調整を進めれば、31日にある巨人との開幕2戦目の先発マウンドに立つ。

 言わずと知れた、チームの先発2本柱。開幕G倒を果たせば、週末の同じカードで登板を続ける必然性はない。そこでメッセンジャーが次戦に中5日で回れば、両右腕が別カードで登板することが可能。10日からは広島3連戦も組まれており、メッセが同戦に先発する機会も生み出せる。

 この日は甲子園室内で行われた投手指名練習に参加。キャッチボール、ショートダッシュ、犠打練習などで汗を流した。報道陣から9日の登板について質問されると「ホントウか!?」と逆取材。笑いを誘い、上機嫌に言葉をつないだ。

 「実戦の中でバッターと対戦できること。(ポイントは)そこぐらい。明日やらないといけないことがある。ブルペンでやってきたことを試合でできるように」

 最後は貫禄たっぷりに意気込みを語った。 (巻木 周平)

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2018年3月9日のニュース