オリドラ1田嶋「2桁勝利、新人王狙っていきたい」

[ 2017年11月4日 05:30 ]

投球フォームを披露するオリックス・ドラフト1位のJR東日本・田嶋
Photo By スポニチ

 オリックスから1位指名された田嶋大樹投手(21=JR東日本)が3日、大阪市内で長村裕之球団本部長から指名あいさつを受け、2桁勝利&新人王獲りへ意気込みを示した。

 「少しずつプロ入りする実感が湧いてきました。2桁勝利、新人王は狙っていきたい」

 先発左腕の駒不足解消へ期待は大きい。スライダー、フォークなど多彩な球種と最速152キロの直球が持ち味。「下半身をつくる。まだ自分の直球の質には満足していないので」と牙を研ぐ構えだ。

 自他共に認める人見知りで「一人が好き」と言い切る。理由は野球に集中するためだ。「練習で群がるのは嫌い。しっかり集中したいので。プロに入っても変わらない」。黙々と独自調整するスタイルはエース金子とも重なる。対面した同本部長も「マウンドに上がったら投手は孤独だ。それくらいの方が良い。将来的には球界を背負う選手に育ってもらいたい」と大器の片りんをかぎ取った。社会人No・1と呼び声高い即戦力左腕が早くも風格を漂わせた。 (湯澤 涼)

 ◆田嶋 大樹(たじま・だいき)1996年(平8)8月3日生まれ、栃木県出身の21歳。鹿沼ボーイズで中3時に世界選手権へ出場し銅メダル。佐野日大では3年春の甲子園で4強。15年にJR東日本へ入社し、15年と17年のBFAアジア選手権、16年秋のU―23W杯で侍ジャパン社会人代表入り。1メートル82、77キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2017年11月4日のニュース