広陵が10年ぶり16強 秀岳館ミスに泣く…鍛治舎監督「最後の夏」終幕

[ 2017年8月17日 11:25 ]

第99回全国高校野球選手権大会第9日2回戦   広陵6―1秀岳館 ( 2017年8月17日    甲子園 )

<秀岳館・広陵>力投する広陵の先発・平元
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 第99回全国高校野球選手権大会第9日は17日、甲子園球場で2回戦3試合が行われ、第1試合は、広陵(広島)が秀岳館(熊本)との強豪対決を6−1で制し、準優勝した07年以来10年ぶりの16強入りを果たした。今夏甲子園大会限りでの退任を表明していた秀岳館・鍛治舎巧監督(66)の「最後の夏」は悲願の全国制覇に届かず、2回戦で終幕を迎えた。

 広陵は4回2死二、三塁からバッテリーエラーで1点を先制。5回に同点とされたが、7回に再び相手ミスに乗じて得点した。1死二、三塁、9番・平元のスクイズが投前内野安打となり勝ち越すと、続く1番・高田誠の二ゴロが失策を誘ってさらに1点。9回には、3番・中村が3ランを放って引き離した。

 先発の左腕・平元は140キロ台の直球を主体に、コーナーを丁寧につく投球で相手打線に的を絞らせず。8回1失点と好投、チームを3回戦に導いた。

 秀岳館は失策が響いた。打線は1点を追う5回に8番・幸地の左越えソロで同点に追いついたが、7回に勝ち越されると反撃できないままゲームセット。今大会限りでの退任を表明し、「選手たちと灰になるまで完全燃焼したい」と話していた鍛治舎監督の最後の大会は、悲願に届かないまま幕を閉じた。

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