ダル 黒田超えKだ 31歳バースデーにLAデビュー

[ 2017年8月17日 05:30 ]

インターリーグ   ドジャース―ホワイトソックス ( 2017年8月16日    ロサンゼルス )

ドジャースのダルビッシュ有(AP)
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 ドジャースのダルビッシュ有投手(31)が16日(日本時間17日午前11時10分開始)のホワイトソックス戦で、移籍後初めてドジャースタジアムで先発する。同球場では、胴上げ投手になった09年WBC以来の登板。31歳の誕生日とも重なる右腕は15日(同16日)に最終調整し、球団29年ぶりの世界一への切り札として自覚を口にした。

 本拠地デビューを翌日に控えたダルビッシュは、20分ほど外野でキャッチボール。最後は相手を座らせて平地で31球を投げた。チーム練習では投内連係にも参加した。

 ドジャースタジアムの今季の平均観客動員4万5518人は30球団1位。「凄くお客さん入るなと思って見ています。選手も“本当に応援しているな”というのが分かる。失望させないようにしっかり投げたい」。右腕は移籍後、2戦2勝で連続10奪三振。レンジャーズ時代と合わせて9勝目とともに、あと6三振に迫るド軍の先輩、黒田のメジャー通算986奪三振を上回る快投が期待される。

 投手有利とされるこの球場での登板は09年のWBC決勝以来でメジャーでは初めて。「2試合で2イニングくらいしか投げていない(実際は3イニング)。しかも結構前。あまりマウンドの感じとか覚えていないですね」。侍ジャパンが2連覇を遂げた思い出の地で、8年ぶりに登板する。

 31歳の誕生日とも重なる。プロ入り後のバースデー登板は07年の一度だけ。ソフトバンクから8回1安打10奪三振で勝利した。「一つの試合として自然に入れる。いつも通りの自分でいきたいと思います」。この日、ド軍は球団64年ぶりの貯金50に到達。メジャー歴代最多の年間117勝ペースに乗せた。ナインとファンから最高の後押しを受け、自然体で投げることが勝利への近道となる。

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2017年8月17日のニュース