秀岳館・鍛治舎監督 最後の夏は「完敗」も笑顔「夢のような3年間でした」

[ 2017年8月17日 12:05 ]

第99回全国高校野球選手権大会第8日2回戦   秀岳館1―6広陵 ( 2017年8月17日    甲子園 )

<秀岳館・広陵>笑顔で甲子園を去る秀岳館・鍛治舎監督(左)
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 今大会限りで退任する秀岳館・鍛治舎監督の「最後の夏」が終わった。今春まで3季連続4強入りし、「選手たちと灰になるまで完全燃焼したい」と意気込んで臨んだ大会は2回戦敗退。悲願の全国制覇はならなかったが、試合後に湿った様子はなし。「完敗ですね」。そう切り出した監督インタビューでも終始晴れやかな表情だった。

 ミスに泣いた試合。1−1で迎えた7回、スクイズで勝ち越しを許した。記録は投前内野安打だったが、「もっと守りをきちっとしなければいけなかった」と防げた失点だったとし、また、3点目を奪われた後の継投にも「少し遅かったかなと思います」と反省の言葉も口をついた。

 それでも、秀岳館での指揮を振り返り「夢のような3年間でした」とにっこり。今夏は横浜、広陵と伝統校と対戦できたことにも触れ「いろいろなことを学ぶことができました」と話した。

 常々、県内高校野球のレベルアップを願っていた同監督。「この戦いを熊本球児に還元したい」。その思いは最後までぶれることはなかった。

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