日本文理 75歳大井監督悔い無し「いいゲームで終われて幸せ」

[ 2017年8月17日 17:13 ]

第99回全国高校野球選手権大会第9日   日本文理0―1仙台育英 ( 2017年8月17日    甲子園 )

<仙台育英・日本文理>仙台育英に惜敗し、ナインとともに整列する日本文理・大井監督(左)
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 日本文理は計7安打も1点が遠く、今大会限りで勇退する大井道夫監督(75)の夏が終わった。86年に就任し、一からチームをつくってきた大井監督の最後の夏は、強豪の前に2回戦で幕を閉じた。

 2回に許した先制が決勝点となり「5〜6点勝負かと思ったがまさかの展開でした」と驚いた。相手の6安打よりも多い7安打を放ったが、相手の好守に幾度となく阻まれ「後半、チャンスが来ると思ったが、仙台育英の守備がよかった。ヒット4本は損した」と苦笑い。「(仙台育英の)長谷川投手は非常にいいボールを放っていた」と脱帽した。

 援護には恵まれずも、先発・稲垣が強打線を相手に8回6安打1失点と粘りの投球。「稲垣も負けずにベストピッチだった」と称えた。

 試合終了の瞬間は「あ、終わったな」。全国制覇はならなかったものの「子どもたちに甲子園に連れてきてもらえて、いいゲームで終われて幸せです」と晴れやかだった。

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