野球ソフトは横浜スタで実施へ 福島開催は今後検討

[ 2016年8月4日 06:27 ]

IOC総会で東京五輪の5競技18種目の追加が決定し、記者会見に臨む大会組織委の森喜朗会長

 2020年東京五輪の追加種目会場は大会組織委員会が既に計画を固めており、注目の野球・ソフトボールはプロ野球DeNAの本拠地、横浜スタジアム(横浜市)で実施される見通しだ。東京ドーム(東京都文京区)やQVCマリンフィールド(千葉市)も候補に挙がったが、運営に必要なスペースを球場周辺に確保できるかどうかなどを検討した結果、横浜が最も条件に合った。

 組織委は東日本大震災からの「復興五輪」をテーマに掲げており、遠藤利明前五輪相らが求めていた一部試合の福島県開催は今後、検討を急ぐ。

 サーフィンは波の質が良く、国際大会の開催実績もある千葉県の九十九里浜南端、釣ケ崎海岸の志田下(一宮町)が舞台となる方向。スケートボードとスポーツクライミングは人気のお台場エリアの青海(東京都江東区)に特設会場を設け、都会的な景観の中で実施する予定だ。

 空手は柔道会場の日本武道館(東京都千代田区)を使う。会場計画は12月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会での承認を目指す。(共同)

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2016年8月4日のニュース