ネットで称賛の嵐 出雲・林捕手“神行動”とその裏側にある監督の教え

[ 2016年8月4日 08:01 ]

元気よくグラウンドに駆け出す出雲ナイン

第98回全国高校野球選手権大会・甲子園練習

(8月3日)
 甲子園出場を決め、ナインがマウンド上で歓喜の輪を作る中、相手校の最後の打者のバットを拾い、相手ベンチへ運んだ姿にインターネット上で称賛の声が殺到している出雲(島根)の林将広捕手(3年)が3日、甲子園練習に臨んだ。

 「すごい大きいですね。テレビで見ていたことがあるけど、景色がまったく違う。試合をするのが凄く楽しみです」

 島根大会決勝で立正大淞南を6―1で下し、春夏通じて同校初の甲子園切符を掴んだ瞬間、なぜあのような行動をとったのか。尋ねてみると意外な答えが返ってきた。

 「実はマウンドに集まる、ということを忘れてたんです。“終わった”と思って、いつも通りにバットを拾いました」

 こう言って恥ずかしそうに笑ったが、さらに話しを聞いてみると、「神行動」の根底には植田悟監督の指導があった。ナインは指揮官からいつも「打席で相手チームの捕手のマスクが落ちていたら、拾って拭いて渡しなさい」と指導されている。林はその教えをさらに発展させ、相手のバットを拾うことを普段から心がけているという。「自分にできることはそのぐらいなので。監督の指導のおかげです」と話す。

 県内有数の進学校で、グラウンドは他の部活との共有。強豪私立と比べたら恵まれているとは言えない環境だが、相手を敬い、礼儀を重んじながら成長してきた。初めて聖地でどんなプレーを見せてくれるのか、林の清々しい行動とともに注目したい。

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