広島 最下位相手に逃げ切れず 緒方監督「しっかり反省する」

[ 2016年8月4日 05:30 ]

<ヤ・広>7回2死三塁、山田(左)に左越え2ランを浴び、ガックリのヘーゲンズ(右)

セ・リーグ 広島4―6ヤクルト

(8月3日 神宮)
 広島は継投に失敗し、60勝リーグ一番乗りは持ち越しとなった。同点の7回に勝利の方程式を担うヘーゲンズを投入したが、先頭・大引の中前打から2死三塁とされ、山田に勝ち越し2ランを被弾。助っ人はうなだれた。

 「ヤマダを打ち取ってイニングを切り上げたかった。内角に投げたかったが…」。山田敬遠も考えられる場面。勝負を選択し、内角を狙ったツーシームが真ん中に甘く入っては万事休す…だ。

 6月2日、ロッテ戦以来の先発となった九里は5回まで3失点の粘投。だが、味方打線が逆転した直後の6回も続投し、先頭・バレンティンの左翼線二塁打を端緒に追い付かれた。「点を取ってもらった後の失点は、やってはいけないこと」と話し、唇を噛みしめた。

 「勝っても負けても、しっかり反省する。その繰り返し。ここで止まるわけにはいかない」と緒方監督は淡々。2位・巨人が勝ったため、7月23日に最大11あったゲーム差は7にまで縮まり、首筋がヒンヤリしてきた。

 ≪M点灯条件≫広島の優勝マジック最短点灯は7日。4日のヤクルト戦と5日からの巨人3連戦に全勝なら31、3勝1分けなら32が出る。また、4日ヤクルトに負けても、巨人に3連勝すれば32が出る。

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2016年8月4日のニュース