【高校野球100年】レベル向上させた沖水の名将・栽監督

[ 2015年6月26日 11:04 ]

沖縄水産監督時代の故栽氏

 沖縄の高校野球を語る上で故栽弘義氏の名前は欠かせない。沖縄水産で90、91年夏に2年連続準優勝した名将。長男で監督として福岡・自由ケ丘を13年夏に甲子園に導いた赤嶺琢氏(50、現顧問)は「“絶対に負けんぞ”という戦う気持ちが強かった」と亡き父の面影を思い浮かべながら話した。

 自身も沖縄水産で高校時代を送った赤嶺氏は「ネットなど道具は全て手作り。父は打撃マシンまで作っていました」と振り返る。車のタイヤ2本とモーターを使った自家製の打撃マシンは制球が悪く、顔面に球を受けたこともあるという。道具にも恵まれなかった中、ハングリー精神でハンデを克服。沖縄の高校野球のレベルを底上げした。

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2015年6月26日のニュース