最多タイ月間8度目猛打賞の秋山、サイクルは逃す「頭が真っ白に」

[ 2015年6月26日 21:45 ]

<西・日>1回無死、右翼線へ三塁打を放つ秋山

パ・リーグ 西武12―4日本ハム

(6月25日 西武プリンス)
 シングルヒットが出れば、プロ野球64人目68度目となるサイクル安打達成という状況から2打席凡退。岸、森に続いてお立ち台に上がった西武・秋山は「最後の2打席は頭が真っ白になってしまいました」と苦笑いを浮かべた。

 初回の第1打席で右翼線への三塁打。3回の第2打席では左中間へソロ本塁打を放った。ベンチで迎えた田辺監督から「サイクルいっちゃえ!」と声を掛けられたという6回の第4打席で左翼線へ二塁打を放ち、大記録にリーチをかけた。だが、打者一巡して回ってきた第5打席は一ゴロ、8回の第6打席も二ゴロに倒れ、快挙はならず。「ちょっと追い込まれちゃいましてね」と振り返った。

 指揮官は「次のお楽しみに」と期待した大記録。秋山自身は「ホームランが出るのはなかなかないし、三塁打はもっとない。次のチャンスはないと思ってます。また、あすからコツコツ行きます」と宣言。オールスター初出場が決まったこの日、サイクルは逃したものの、イチローらと並ぶ最多タイの月間8度目の猛打賞を記録したリードオフマンは「自分の役割を全うできるように」と謙虚に話した。

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