藤浪 100イニング100K達成で自己最長5連勝を!

[ 2015年6月26日 07:21 ]

力強くキャッチボールする藤浪

 3年連続「100回&100K」達成で、自己最長5連勝だ。28日のDeNA戦(甲子園)に向かう阪神・藤浪晋太郎投手(21)は25日、甲子園球場で行われた指名練習に参加。24日に奪首に成功したチームの勢いに乗り、自らも首位固めの一翼を担う構えだ。

 「上位にいるのは、いいことなので。いい流れに乗って投げられれば。(自分の)勝ち負けに関しては運なので、そこまで気にしていません」

 個人的な数字は意識しない。今、最優先すべきはチームの勝利だ。そこへ導くために、先発投手としての役割に徹する。その上で、自らに白星が付けば言うことなしだ。

 「あまり気にしませんね」とは言うものの、自身の流れも申し分無い。目下、4連勝中。しかも藤浪が登板した6試合はチームも全勝中だ。藤浪の勢いが、チームの首位浮上にひと役買ったことは間違いない。自身連勝を3年目で自己最長となる5連勝に伸ばせば、藤浪個人のみならず、チームにさらなる勢いを与えることにもつながる。投げれば、負けない―。それもエースに求められる要素の一つだろう。

 「いつもマウンドでは9回を投げきる気持ちです。今回も、そういう気持ちで投げたい」

 先発である藤浪が1イニングでも長くマウンドに立つことが、チームの勝利に近づく。そしてそれが、ドラフト制以降では史上6人目の快挙にもつながる。今季は現時点で投球回数92回2/3、95奪三振。高卒投手が入団年から3年連続100投球回数と100奪三振をともに記録すれば、09年の楽天・田中将大以来となる。阪神では入団年から10年連続で記録した江夏豊氏に続く快挙。藤浪は28日の登板で7回1/3以上投げ、5三振以上奪えば、節目の数字に到達する。その上で、自己最長の5連勝を飾れれば最高だ。

 「しっかり打ってくるチーム。打者を勢いに乗せないようにしたい」。相手は連敗を12で止め、その後は巨人に連勝と、盛り返しつつあるDeNA。眼下の敵に引導を渡し、首位固めに取りかかる。

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