中日 凡ミス最下位転落…6月以降では97年以来18年ぶり悪夢

[ 2015年6月26日 05:30 ]

<中・ヤ>6回1死満塁、田中浩の内野ゴロの処理で亀沢(右)の判断ミスを指摘した谷繁兼任監督

セ・リーグ 中日3-7ヤクルト

(6月25日 ナゴヤD)
 中日が3月31日以来、6月以降では97年シーズン終了時以来となる最下位に転落した。25日のヤクルト戦は今季22度目の逆転負け。同一カード3連敗は4度目で今季最悪の借金7に沈んだ。

 リーグ最多タイの7勝を誇る大野でも勝てなかった。今季2戦2勝だった谷繁兼任監督とのバッテリーで必勝を期しながら初回に山田に先頭打者本塁打を浴びるなど7回7安打4失点。「場面によって、もっと慎重に投げなくてはいけなかった」と肩を落とした。

 2―2と追いつかれた6回には二塁手・亀沢が信じられない判断ミスを犯した。1死満塁から田中浩の遊ゴロは完全な併殺コース。エルナンデスからの送球を受けた亀沢は一塁へ投げず、スタートの遅れていた二塁走者の比屋根を追いかけた。挟殺に時間を要する間に三塁走者の山田が生還。これが決勝点になった。

 かつて“アライバ”コンビが君臨していた黄金期には絶対にあり得ない凡ミス。もがくチームを象徴していた。谷繁兼任監督も「どう考えても一塁へ投げないといけない」と険しい表情。「こんな所で下を向いても良くならない。とにかく前を向くしかない」と懸命に切り替えた。

 ▼中日・亀沢(6回に勝ち越しを許したプレーについて)僕のミスです。(二塁走者に)つられたというか、判断ミスです。それ以上の言葉がない。

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2015年6月26日のニュース