待ちわびたこの日…阪神サンティアゴ「ずっとテレビで見ていた」

[ 2015年5月15日 21:34 ]

<中・神>初勝利を挙げたサンティアゴはウイニングボールを手に笑顔

セ・リーグ 阪神2―1中日

(5月15日 ナゴヤD)
 来日初登板初先発で白星を手にした阪神のサンティアゴが、心地良さそうに虎党の大歓声を浴びた。

 来日初のお立ち台。右腕は「本当にうれしい。3位に浮上する勝利に貢献できた」。多彩な変化球で7回を7安打1失点。5回にルナの右犠飛で先制されたものの、代打を送られた8回に打線が逆転し、白星が転がりこんだ。

 3月に契約を結び、立場は「第5の助っ人」。不調で出場選手登録を抹消されたメッセンジャーの代役として1軍から声がかかった。それでも13年のWBC準決勝ではプエルトリコ代表として日本を苦しめた実力の持ち主。外国人枠のために2軍で雌伏の日々を送っていたが、ウエスタン・リーグでは6試合の登板(先発5)で1勝2敗、防御率1・80を残していた。

 走者を背負っても粘りの投球は貫禄十分。「野手を信頼して低めにボールを集めるよう心掛けた」と見事、期待に応えた。

 「勝っても負けても本当にすばらしい応援。家にいるときからずっとテレビで見ていた。1軍に上がってきて人生で一番大きな、最高の応援をいただいた。優勝できるよう、できるだけ長く貢献したい」と声をはずませた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年5月15日のニュース