有原、大谷との“約束”守った!プロ初勝利に「ホッとした」

[ 2015年5月15日 22:19 ]

<日・オ>増井(手前)からウイニングボールを渡される有原

パ・リーグ 日本ハム3―2オリックス

(5月15日 札幌D)
 日本ハムのドラフト1位・有原が1軍デビュー戦となった15日のオリックス戦(札幌D)で6回4安打2失点と好投し、プロ初登板初勝利。最後を締めた増井から記念すべきウイニングボールを手渡されると、うれしそうに握りしめた。

 「すごく緊張したが、野手の方がすごい声をかけてくれて気持ちが落ち着いた。(勝利の瞬間は)ホッとした。うれしかったです」。

 初回、いきなり失点したが、最速151キロの直球と変化球のコンビネーションで2回以降はオリックス打線に追加点を許さなかった。味方の援護を待ちながらの粘投。しかし6回、カラバイヨにソロアーチを被弾し2点目を奪われた。

 だが、その裏の攻撃で味方打線が奮起。ハーミッダの適時打で1点差に迫ると、レアードが逆転2ランを放ち、有原に勝ち投手の権利をプレゼント。7回以降はリリーフ陣がリードを守り抜いた。

 プロ入り前から右肘に不安を抱え、キャンプから2軍で調整を続けてきた。そして迎えたデビュー戦。「投げられない時もたくさんの人に支えられた。これからも感謝の気持ちを持って投げていきたい。きょうは勝たせてもらった試合なので、次からはもっといいピッチングをしたい」。

 大谷との“約束”も守ることができた。前日14日の西武戦(西武D)で6勝目を飾った大谷は試合後、こう話していた。「僕がきょう(14日)勝ったら、有原さんがあした勝ってくれると約束してくれた」。そのエールを受けて上がったマウンド。有原は「何とか勝つことができたので良かったです」と笑った。

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