楽天・松井裕 男気またぎS「武藤さんの初勝利が懸かっていたので」

[ 2015年5月13日 05:30 ]

<オ・楽>最後をきっちり締めガッツポーズをする松井裕

パ・リーグ 楽天5-4オリックス

(5月12日 京セラD)
 冷や汗の7セーブ目だった。1点リードの9回2死一、三塁。楽天・松井裕が投じたこの日の31球目。チェンジアップで中島を左飛に仕留めた。

 「結果も大事だけど、こうやって勝って舞い上がると、あとの反省を忘れがち。あすまでにできることはしっかりやらないと」

 これで開幕から13試合連続無失点。防御率0・00を続ける19歳の守護神は浮かれることなく、試合直後に捕手の嶋とミーティング。9回2死一塁から西野に粘られた末に許した左前打について「もう少し工夫ができたと思う」と配球面について意見交換した。

 8回2死一塁で、T―岡田を迎えた場面でマウンドに上がり、一球もスライダーを見せることなく、裏をかいて空振り三振に。これでイニングまたぎは5度目。「武藤さんの初勝利が懸かっていたので良かった」と胸をなで下ろした。

 ▼楽天・武藤(4年目で待望のプロ初勝利)うれしい。プロ初セーブ(9日ソフトバンク戦)のときのウイニングボールは両親にあげたので、今度は自分の手元に置いておきたい。

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