菅野 1年間戦える体を 貯金10目指しハワイ走り込み

[ 2015年1月13日 05:30 ]

走り込む菅野(右)と松本竜

 エースが貯金のための貯金づくりに着手した。10日(日本時間11日)にハワイ入りした巨人・菅野は大田、松本竜と自主トレを開始。11日(同12日)は練習の後半にポール間の走り込みを繰り返し、心地よい汗を流した。

 「個人で貯金をたくさんつくれば、それはチームへの貢献になる。そのためには一年間、1軍のマウンドに居続けることが大事になる」

 旅立つ前の成田空港では「走るのが(練習の)メーンになる」と明かした。この日はキャッチボールや遠投を終えると、何も持たずに右翼ポールに向かった。「行くぞ!」と松本竜を促し、ダッシュを開始。3本目を終えたあたりだった。菅野の加速に、4年目左腕は30メートル近く置き去りにされた。

 全ては下半身を強化し、シーズン途中に離脱しない体をつくるためだ。昨季はケガのため2度の離脱を経験。終盤に右肘じん帯損傷の菅野を欠いたチームはCSファイナルステージで敗退し、日本シリーズ進出を逃した。「大事なところで投げることができず、悔しい思いしかない」。責任を感じた菅野は原点に立ち返った。

 下半身主導の投球ができれば、上半身への負担が軽減するだけでなく、さらなる安定した投球も可能。ケガも、好不調の波も減らすことで、年間を通じて高いパフォーマンスが披露できる。2年連続で貯金7をチームに還元してきたが、年間を通じてローテーションを守れば11年の内海(貯金13)以来となる2桁貯金も十分可能となる。

 肩の仕上がりも順調で、すでに遠投は約70メートルをクリア。平地ではマウンド時と変わらない力強い投球もこなせるから、「焦ることはない」と基礎を見直している。南国からの手土産は、強じんな肉体となりそうだ。

 ≪2年連続貯金7≫菅野(巨)が今季2桁貯金をマークすれば、チームでは11年内海(18勝5敗=貯金13)以来4年ぶりになる。また菅野はデビューした13年に13勝、2年目の昨年は12勝でいずれもチーム最多勝。巨人で新人年から3年連続でチームの勝ち頭は57~59年の藤田元司だけ。菅野が今季も伸ばせば56年ぶりに球団記録に並ぶ。

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