愛弟子がバットで恩返し…初勝利の田辺監督代行「入団した時を思い出した」

[ 2014年6月7日 21:11 ]

<巨・西>ウイニングボールを手にする田辺監督代行

交流戦 西武3―1巨人

(6月7日 東京D)
 西武の田辺監督代行が愛弟子たちの活躍で初勝利を手にした。

 「ありがとうございます。非常に厳しいゲームでした」

 そう振り返った田辺監督代行。先発の岸が5回2安打1失点も、右肩の違和感を訴えて急きょ降板するアクシデント。それでも救援陣4投手で終盤の4イニングを無失点にしのいだ。

 「(救援陣が)きっちり抑えてくれた。いいメドが立った。厳しい状況だが一つ一つ勝っていきたい」とウイニングボールを握りしめた。

 打っては先制打と6回にダメ押しソロの中村、3回に今季1号のソロ本塁打を放った栗山は、02年に2軍打撃コーチとして指導者の道を歩み出した時のルーキーだった。

 「彼らが打点を挙げてくれて、入団したときを思い出した。僕もファームがスタートだったんで」。ともに汗と泥にまみれ将来を夢見た日々。その愛弟子たちと1軍の舞台でつかみ取った初勝利は特別なものとなった。

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